地域の皆様の健康が我々の願いであり喜びです。
当院は整形外科、内科、外科、リハビリテーション科、放射線科を標榜し、一般病床97床(うち42床は回復期リハビリテーション病床、10床は地域包括ケア病床)を有する地域密着型の病院です。
整形外科においては、脊椎専門医、スポーツ専門医を擁し、脊椎疾患をはじめ、変形性膝関節症などの関節疾患、スポーツ外傷、骨折等、年間およそ450件の手術を行っています。中でも変形性関節症に対する人工関節置換術、腰部脊柱管狭窄症、椎間板ヘルニアなどの脊椎疾患に対するヘルニア摘出術や椎弓形成・切除術に関しては県下有数の施術実績を誇っています。
回復期リハビリテーション病棟(42床)では急性期を脱した患者さまの状態に合わせ、マンツーマンで濃密かつ適切で切れ目のないリハビリを行い、いち早い回復及び日常生活復帰を支援いたします。
内科においては総合的な診療、並びに週2回の循環器診療、禁煙治療も行っております。
地域連携室では病院・施設間の連携窓口業務はもとより、患者さまの医療、生活、福祉に関するご相談や介護サービス利用に関するご相談等に対し、専従の看護師、
専任の相談員が他職種とのチーム体制で対応しております。
また、院内には訪問看護ステーション、通所リハビリテーションも併設されており、介護保険サービスのご要望にもお応えいたします。
お気軽にご受診ください。
地域の皆様の健康が我々の願いであり喜びです。
整形外科
整形外科で扱う主な疾患
外傷、ねんざ、骨折
関節リウマチ、椎間板ヘルニア、腰部背柱管狭窄症
変形性関節症(股・膝など)
主な症状
頸・腰の痛み、四肢の痛み・しびれ
肩・肘・手・股・膝・足などの関節痛
整形外科では、けがや骨折などの外傷性疾患はもちろん、腰椎椎間板ヘルニアや腰部背柱管狭窄症、頚椎症性背髄症(頚髄症)などの脊椎・背髄疾患、変形性関節症(股関節・膝関節・肘関節)などの関節外来疾患、手根管症候群、肘部管症候群、腱鞘炎などの手の外科疾患、骨粗鬆症に代表される組成疾患等さまざまな疾患について治療を行っています。
当院では、特に膝や股の変形性関節症、腰部背柱管狭窄症などの脊椎疾患に関して多くの診断・治療実績を有しており、患者様の状態に応じて的確な治療法を選択することができます。
当院では、年間450件の手術を行っています。
その内、人工膝関節置換術は100例余り、脊椎の手術は90例余りと県下有数の症例数を誇っています。
手術中に3D画像が収集可能な移動型X線透視装置を導入しており、脊椎除圧・固定術や人工関節置換術の正確性、安全性を高めています。
また脊椎内視鏡手術用機器や関節鏡システムを新たに導入し、低侵襲の手術も実現しました。
内科
内科で扱う主な疾患
内臓疾患、呼吸器疾患、血液疾患、生活習慣病など
主な症状
咳、痰、発熱、ぜんそく、腹痛、胸痛、貧血、息切れなど
内科では、総合的な診療に加え、週に3回の循環器専門診察も行っています。
最新の超音波診断装置や侵襲性の少ない経鼻式内視鏡を完備し、患者さまに安心、安全で的確な医療を提供しています。
また、週に一度禁煙外来では、内服薬を用いた禁煙治療を行っています。
禁煙外来について
当院では、毎週火曜日の午後、禁煙外来を行っています。
健康保険で禁煙治療が受けられます(※)ので「タバコが止められない」方は始めてみませんか。
※ 下記事項を満たす必要があります。
・「ニコチン依存症を判定するテスト」で5点以上であること
・35歳以上の方は「1日の平均喫煙本数×これまでの喫煙年数」が200以上であること
・1か月以内に禁煙を始めたいと思っていること
・禁煙治療を受けることに文書で同意していること
・禁煙治療歴がある方は前回の治療の初回診察日から1年以上経過していること
禁煙治療(自己負担3割として)は、処方される薬にもよりますが、8~12週間で13,000円~20,000円程度です。
1日1箱喫煙する方なら、8~12週間分のタバコ代より保険診療で禁煙治療を受けた場合の自己負担額の方が安くなる計算になります。
興味のある方はお気軽にご相談ください。
看護科
『顔には微笑みを 言葉には優しさを 心には愛を』
- 看護科の理念
- 患者様の命と人間性を尊重し、医療チームの一員として知識・技術の向上に努め、思いやりのある温かい看護・介護を提供します。
- 看護科の方針
- 1)安心・安全な事故のない看護を実践します。
2)病院経営に参画し、経営目標が達成できるよう努めます。
3)専門職として知識・技術の向上を目指します。
看護科では『顔には微笑みを 言葉には優しさを 心には愛を』をスローガンに、地域に密着し、患者様・ご家族様に信頼される、心のこもった思いやりのある温かい看護・介護が提供できるよう心掛けています。また、安全な医療へのニーズに応えるために、他職種で情報と意見を交換しながら一人一人の患者様に合った医療サービスを提供しています。医療チームの一員として知識・技術の向上に努め、皆様に喜ばれる看護を目指し日夜努力しています。
リハビリテーション科
『患者様が自分らしく生きられるために』
リハビリテーション(Rehabilitation)とはre(再び、戻す)とhabilis(適した、ふさわしい)から成り立っています。つまり、単なる機能回復ではなく「人間らしく生きる権利の回復」や「自分らしく生きること」が重要になってきます。私たちは医学的リハビリテーションにより、患者様の心身の機能や構造の障がいにアプローチし、「自分らしく生きる」ためのお手伝いができればと考えています。

当院では、「理学療法」、「物理療法」、「作業療法」、「言語聴覚療法」を軸としたリハビリテーションを提供しています。
理学療法
低下した身体機能を回復させ、回復した機能を維持し、損なわれた機能を取り戻すための「運動療法」、日常生活の「動作訓練」、物理的エネルギーを用いて身体的生理機能の改善を図る「物理療法」の三つがあります。マンツーマン体制と充実した設備で一人一人にベストの治療が可能です。
手術後の急性期から病状の変化に対応した最適のリハビリプログラムを選択して、患者様に提供できるように心掛け治療に励んでおります。手術後の場合、土・日曜日のリハビリも実施しており、家庭復帰に移行できるよう必要に応じて家屋訪問なども行っております。
物理療法
温熱・腰や頚の牽引・超音波・極超音波(マイクロウェーブ)SSP・干渉波など、さまざまな物理的手段を利用し痛みの軽減、循環の改善、リラクゼーションを図ります。
作業療法
身体の応用動作能力や社会適応能力の回復を目標にした生活障害改善のための医療です。
身体機能面、日常生活動作、職場復帰、心理面、高次脳機能面など多方面への働きかけが中心で、家庭環境に合わせた日常生活動作訓練室(電動昇降式の浴室やトイレ、キッチンに加え和室)を配備し、退院後の生活環境に近づけた状態でのリハビリテーションが可能です。
また、リハビリテーションチームとして退院に向けての自宅訪問や家屋改修指導も実施しており、訪問リハビリテーションや通所リハビリテーションにも対応しています。
さらに、生活に役立つ福祉用具(自助具)や、治療に有効な手の装具の提供、手の外科分野(ハンドセラピー)の治療にも対応しています
言語療法
脳梗塞によりコミュニケーションに障害を持った方(成人・小児)に対してアプローチし、コミュニケーション能力の向上を図る療法です。
また、嚥下(飲み込み)障害のある患者様については、サルコヘニア(筋肉量減少症)の最大の原因となる低栄養状態の回避に向け、医師・管理栄養士・看護師等と連携を密にし、より適正な食事内容や食事介助ができるよう努力しています。
栄養課
『真心をこめておいしい食事をつくっています』
入院された患者様に対し、医師の指示に基づき一般食(普通食)と治療食を提供しております。地産地消、手作りをモットーに温かい料理は温かく、冷たい料理は冷たい状態で提供させていただきます。
昼食は、一般食(普通食)の患者様のみとなりますが、選択メニューを行っており、2種類の中から1つメイン料理を選んでいただけます。
お正月、ひな祭り、七夕、クリスマス等には行事食の提供も行っており、入院中のお食事を楽しんでいただけるよう工夫しております。
一人一人の患者様に応じた栄養管理を行っており、1日でも早く元気になっていただけるようサポートしてまいります。
薬局
『お薬について何でもお気軽にご相談ください』
当院薬局では主に入院患者様へのお薬に関する業務を行っております。
入院時に持参されたお薬を鑑別し、患者様やご家族様から市販薬を含め使用しているお薬について、病歴・副作用・アレルギー歴などをお伺いし、医師や看護師への情報提供を行います。また医師の指示の下、内服薬・外用薬・注射薬などの調剤・鑑査・服薬指導などを行ったり患者様、ご家族様からの薬に関するさまざまな質問にお答えさせていただいております。
入院患者様が安心して治療に専念できるよう、また日進月歩の医療に対応できるよう薬の専門家として研鑽を重ね、医師や看護師等の病院スタッフと連携し、より良い医療を提供できるよう努めてまいります。
お薬について何か分からないことがあればお気軽にご相談ください。
放射線科
『迅速かつ正確な画像情報を提供します』
放射線科は、患者さまの痛みやしびれといった症状の原因を、「画像」により追及することで、その診断・治療に寄与しています。

16列マルチスライスCTは、被ばく低減機能や0.5mmデータ収集で高精細に描出、広範囲を高速に撮影できるなど診断のみならず患者さまへの負担も軽減しています。
被ばくの無いMRI(磁気共鳴画像診断装置)も完備しており、症状や部位により適宜使い分けています。

また、最新のX線骨密度測定装置の導入により、腰椎圧迫骨折や大腿骨骨折の原因となる「骨粗鬆症」の診断が容易に且つ高精度になりました。
検査科
『検体、生体検査で患者さまの状態を精査します』
検査室では、患者さまより採取した血液・尿・皮膚組織などの検体を検査分析し、病状診断に役立てています。
また、心電図検査や整形外科分野での筋電図検査など、生体検査も実施しています。
