疾患の内容及び手術について
代表的な整形疾患とその治療法(手術等)をご紹介します。
「日本整形外科学会症例レジストリー(JOANR)構築に関する研究」について 当院研究責任者 整形外科部長兼診療部長 増田義久
当院では、2020年4月より、当院で行った手術(一部の手術を除く)の診療情報を用いた研究を実施しています。この研究は、倫理委員会で承認され、プライバシー保護について、法令等を尊守して行っております。この研究で、患者様にご負担やご迷惑をお掛けすることは一切ありませんし、利益や不利益が生じることもありません。
1.研究の目的と意義
運動器の病気と怪我は、小児から高齢者まで幅広く国民の活動低下をもたらし、国民の健康寿命を損なう大きな原因となっています。特に加齢により移動能力が低下し、要介護のリスクがあるロコモディブシンドローム患者数は推定4700万人とされています。このことを背景に、医療の質の向上や医療費の適正化などを考えるうえで、手術に関するデータを収集し、全国規模での大規模なデータベースを構築することが必要です。
2.研究対象と期間
当院では、2020年4月~2030年3月の10年間に行われた手術(一部の手術を除く)が対象になり、年間400件程度、10年間で約4000件の研究参加を予定しています。
3.研究に使用する情報
匿名化したID、病名、手術日、術式、術者(執刀医)、手術時間、麻酔時間、看護師数、放射線技師数、使用した材料など。(※これらの情報は完全に匿名化してデータセンターに提供します。患者様個人が特定されることはありません。)
4.研究への参加の自由と同意撤回の自由について
この研究に参加するかどうかは、患者様自身の自由な意思で決められますし、もしお断りになっても、今後の治療を受けるうえで、不利な扱いを受けることは決してありません。また、研究に参加することを同意したあとも、いつでも同意を撤回することができます。
5.情報の保管について
登録されたデータは、公益社団法人日本整形外科学会データセンターの責任下において厳重に保管されます。保管期間は本研究の終了後、あるいは中止後5年間です。
6.お問い合わせ